おおはし・さとし/1974年8月29日生まれ。愛知県出身。関西外国語大学・外国語学部卒。
学生時代に数社のファッション誌でアシスタントをこなし、フリーペーパーなども手掛ける。卒業後は某ファッション誌の編集部に在籍し、2年後に独立。ファッションライターとなる。のちに「ストリートアクセNEXT FILE」を創刊させたことを皮切りに、「ワイルドシルバー」「聖銀辞典」「ゲットオン!シルバー」「手造りアクセ完全攻略 BIBLE」「シルバートライブ」「シルバーアクセ スタイルマガジン」「ag +」「シルバーアクセ リアルスタイル」「シルバーアクセ最強読本」など、シルバーアクセ専門誌を数多く手掛ける。ほかに各ファッション誌のシルバーアクセ特集、シルバーアクセブランドの広告記事など…。シルバーアクセ記事を数多く手掛ける唯一のシルバーアクセライターとしても活動。 2002年よりラブジュエリー「Lips & Tips」(リップス&ティップス)を展開。


 学生の頃から大のシルバーアクセ・フリークで、以前在籍していたファッション誌の編集部でシルバーアクセ特集を頻繁に企画していました。編集のノウハウを培って退社し、ファッションライターとして独立しようと思っていた矢先のこと…。過去の業績が評価され、「シルバーアクセの本を出さないか?」というオファーを頂きました。ミーハーなシルバーアクセファンだった自分の視点をフル稼働し、夢中になって企画を立て、制作しました。以後その本がシリーズ化し、徐々に現状のシルバーアクセ記事をメインに手掛けるスタイルになっていったワケです。
 そもそも「自分のシルバーアクセブランドが発表できたらいいな」という想いは、数年前から漠然と抱いていました。仕事柄たくさんのデザイナーや職人の方たちとの繋がりが広がり、皆さんの協力を得て自分のイメージを表現することが実現。満を持して自身のブランドをスタートすることが出来たのです。かつてシーンになかった、“フェティシズム” をくすぐるラブジュエリーを。
 僕が初めてシルバーアクセのメッカであるロサンゼルスに行ったのは、2001年のこと。

某シルバーアクセカンパニーの社長に「取材関係なく、いち度 L Aのシルバーアクセ事情を見てみたら?」の誘いに甘え、現地では数々のデザイナーと交流することが出来ました。当時はいくつかのシルバーアクセ専門誌やファッション誌などで L A特集が頻繁に組まれ、情報が氾濫していた頃。シルバーアクセブームの絶頂期でした。自分もそんな記事を夢中になって読んでいた1人だったのです…。 

 しかし実際に取材してみると、今まで雑誌で見てきたものはほんの1シーンだったんだ、もっと開拓してみたい。もっと詳しくシルバーアクセフリークに伝えたい…。さまざまな想いが沸いてきたのです。
 今になって思えば、シルバーアクセライターの道はまさにここから始まったのでしょう。以後年に数回は L Aに渡って取材を行う。海外のデザイナーが来日すれば、必ず会いに行って情報交換する。もちろん日本のシーンも同様に、デザイナーらとのコミュニケーションは欠かせません。
 最近シルバーアクセ専門誌が数多く出版されていますが、自分はいちフリークであった頃の視点を忘れることなく、シルバーアクセ好き読者の期待に応えられるような記事を手掛けていきたい。